■建築業は「サービス業」である

登録建築家〔樋口廷之〕です。

“わが国は今景気の底に居る”と

いった内容を中心に暗いニュース

多いです。

建築の現場でも受注するために各社様々な

取組みが工夫されています。

最近、工務店社長と交わす話題も政治・経済

の話題、教育・文化の話題よりも、この種の

テーマが多くなっています。

今日は私なりにポイントをまとめてみました。

少しでも、私たちが伝えたい事が皆様へ

伝わればと思い記させていただ

きます。


1.建築は物販か

●〔要約〕日夜、私たちスタッフ一同が

販売しているものは、物としての家では

なく新築後の快適な生活ではないか。

お客様のお住まいをプロとして診断し

アドバイスしプランニングし

実際に家を建て、お客様の住環境を

レベルアップすること、

これが私たちの仕事である。


2.満足度について

●〔要約〕絶対的な方程式:

お客様の期待度

<実際のサービス・完成品

=「満足度は最高潮」

サービス業として徹底して家づくり

に取り組むことを目指す。


3.現場の5S

●〔要約〕つくる側の立場ではなく

将来お住まいになる御客様の立場で

物事を考えればもっときれいな

現場環境になるはず。

現場は「展示場」の役目を果たすことになる。

現場の「5S」、一言で言えば「整理整頓」

です。

立看板がデザインされ綺麗なものが

置かれ、請け負った会社の

ロゴデザインがカッコいいという

種類の“美しさ”ではありません。

誰もが直感的に、そう感じる“美”

です。

現場近くのご近所の皆さんから評判

がたつくらいにならなければ

いけないと思っております。

私が知らない土地で初めて設計担当

として施工スタッフを選ぶ際に、

現場の良し悪しを一瞬で判断する

ことになります。

うまく行く現場、施工の品質が高い

現場は、とにかく整理整頓されて

いるのです。

現場にたった1本タバコの吸殻が

落ちているだけで、ご近所の皆さん

どのように思うか注意して考えて

います。

仕事の出来とは、まったく関係ない

と思われるかもしれません。

しかし、職人が通うのに使っている

作業車の中の道具の収納状態を

観れば、一瞬でその職人の腕のレベル

がわかり現場は、時々誰かがそれと

なくのぞいていかれます。

いつもきれいになっていれば何時

誰に見られても安心です。

高級住宅街やその最寄の駅近くに

「展示場」を建設することよりも

販促効果があります。


・以下、続きます。 今日はここまでです。

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