しぶき板

外壁の板貼りが終わり次の工程、押縁を打ちつけています。
ただ木(桟)を打ちつければ楽な仕事です。
しかし しぶき板貼りの桟は一枚一枚よろい状に桟を切り取り加工しながら打ちつけます。
これが本当のしぶき板貼りです。
しぶき板貼り 押縁 節のない厚さ12mmの杉板を貼り、よろい状に桟を欠き込んで打ちつけると横から見ても
隙間はほとんどありません。
桟はバンドソーという帯のこのついた機械で一本一本特製の定規を使って加工していくので
このくらいの蔵の規模になると一日かかっても加工は終わらないくらいです。
打ちつけの作業も一本一本誤差を調整してから化粧釘で打ちつけますので手間の
かかる仕事に間違いありません。
さすがに仕上がりはgoodです。この板に塗装をする訳ですがちょっともったいない気も・・・
長い目で見れば塗装をするのは当然と言えば当然ですが。

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