■家のデザインとは何か? の続編2です。
●設計/デザインの主題について
「心地よさ」をを計算して設計するのが建築家の仕事です。
「住まいのデザイン」です。
やはり「心地よさ」にこだわる必要があります。
例として、ホテルの場合等は非日常を味わう空間であり、
あえてそこを「上質な日常空間」に仕立てるのもおもしろい
かもしれません。
そこで過ごして「こういう暮らしっていいな」と思ってもらい、
その心地よさを、部屋にある家具やタオルなど備品のリストとともに
持ち帰ってもらう。
そんな、いわばライフスタイルのショールームとして活用することを
考えてもいい。
ホテルだからといっても、とんがった感じをなくしてもいい。
壁紙などの内装やシャワーなどの設備も、派手なデザイン性こそ
ないけれど長く使って飽きのこないモノ、使いやすいモノをチョイスする。
「自分が過ごしやすい家」として仕上げてもいいかもしれません。
もちろん、自分の日常生活のシーンを思い浮かべれば、
「きっと使わないだろう」という椅子のような家具でも、
それを置くことで空間全体が見違えるというような事は、
確かにありますよね。
部屋に入って「いいな~」というインパクトを演出として使う
必要があります。