2階床梁

通常の住宅(皆さんが見ている住宅)では見る事の出来ない2階の床組みの梁を
墨付けしました。この梁材を弊社職人は「2階梁」と呼んでいます。
2階の床用の梁ということです。
なぜ一般的に見れないか。それは、一般的な住宅は3mの柱に梁をまわします。
そこに床を貼り上げます。
しかし、数寄屋造りや化粧造りの2階建てになると、屋根の造り(軒先)が特殊ですので
まともに2階の床の高さは決まりません。
平面を考える段階から2階の位置を考慮しないと変な格好の家が出来あがってしまいます。
何が変化というと、一番は窓が屋根の中にもぐってしまう。など・・・
そこで2階床を高い位置に調整します。その時に2階床梁が出てきます。
よって今回のような2階建て数寄屋造りでは1階部分の梁材+2階床梁+2階屋根の梁材
と梁材の数量も増えてきます。
この床組みは予算にもかかわってきますのでやるやらないはお客様の判断でどちらでも
床は貼れます。
梁材で組まないで大引きの材料で1階の床と同じように造るやり方が基本ですが。
お客様の今回は希望によりこの梁組を実施しています。
この組み方は完璧です。誰に見せても恥はかきません。
上棟後写真で説明します。

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