縁側廊下の天井

世間一般的にゴールデンウィークも終わり、また今日から普段通りの仕事の再開です。
さて今日は、縁側廊下の天井が貼り終わりましたので紹介しましょう。
縁側廊下の天井 下からの様子です。
南面の下屋に用いた化粧タルキを室内の廊下まで延ばしておきました(計画通り)。
その勾配付きの斜めになった化粧タルキに室内の天井を貼り上げました。
しかも竿縁を2・2・2と細かく入れて飾り付け、より豪華な天井に仕上げました。
化粧タルキには地場産の松。竿縁には同じく地場の杉。
天井板には秋田杉を使用しています。
この天井は化粧タルキの間隔が狭いかった(頭が入らない)のに加え
天井裏のスペースも非常に狭かったので、見た目以上に大変な工事となりました。
仕上げ工事は、狭い部分の仕事はよく出てきますが、特に和風の天井工事になると
最後の1枚は非常に大変な作業となります。
昔、教えられて今でも覚えている言葉があります。
「どんなところでも、どんな格好になろうとも釘を打ってくるのが大工だ」
職人ならでは言葉ですね。これはどのような職では当てはまる言葉だと思っています。
その道のプロなのですから!

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