無垢なげし

皆さんの家になげし(長押)はついていますか?
なげしとは・・・和室の化粧材の一種で、鴨居の上部につける部材。飾りのような物です。
         内法長押の目的は、座敷の格づけや安定感を出すためといわれる。
ついていても紙を貼ってある建材(貼り物)がほとんどでしょう。
弊社ではこのなげしにもこだわっていますから貼り物は使いません。
無垢です。杉の柾目で源平という種類の材料を使います。
杉には源平と赤身とがあり、源平は半分赤身で半分が白太の材質を言います。
また赤身は言うまでもなくすべて赤身です。こちらの方が超高級品です。
一般的に源平で十分です。何しろ本物で無垢ですから。
貼り物と無垢・・・どちらがいいですか?
なげし 無垢がいいとはいえこの材料はそのままは使えません。
かんなかけから始まり、トノコを塗り、現場へ搬入。
その後、取り付けるためカッターやノミを用いてビスを打つところを加工してから
やっと取り付けになります。
既製品の貼り物は、ここまでの作業はありません。素人さんでも用意は可能です。
そんな材料で一生の家を作っても・・・。
今から家を建てようとしている方はこんなところまでのこだわりを持っていただきたいです。

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