押入

押入・物入の壁・天井って住み始めてからよ~く見る事ってありますか?
家を造っている時は見ていると思います。
しかし、実際に住み始め、物を収納し、建具を閉めると見えなくなってしまいますよね。
気にしている人はおそらくほとんどいないでしょう。
という事は、押入にケヤキやヒノキを貼る必要は無いのではないでしょうか。
湿気を吸収すると言われている桐材の板が押入材の板物では有名ですが、
決して素晴らしいとは言い切れない面もあるんですよ!
私は経験から言いますが、桐板は湿気を吸収して確かにいいのですが
反面、カビが出てきて色が黒ずんできます。割れてきたりもします。
高いお金をかけて桐を貼っても黒くなってしまっては嫌ですよね~。
そうなるのも嫌だし、コストを落とす事も考えながら、仕上がってしまえば
見えなくなってしまう場所(気にしなくなってしまう場所)でもある押入や物入は
桐の柄のボードを貼って仕上げています。
押し入れボード もっとよく仕上げれば黄色い普通のボードを貼り、クロス仕上げがありますが・・・。
このくらいの仕上げで十分満足していただけると思っています。
みんなに見られるいい場所と誰にも見られる事のない場所は材料も金額も正反対です。
こうして、予算を調整しながら家はできていきます。
家づくりに対するプロの考え方です。参考にしてください。

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