押入

住宅に住み始めると必ず不足する部屋。もっと造ればよかったと思う部分。
「押入」。
住宅造りも近年では皆さん勉強していますから格好よりも機能性重視になりました。
しかし、下手に棚を細かく造りすぎると収納する箱やケースの大きさが時代の流れで
変わってしまったときに対応できなくなってしまいます。
ですから、棚は少なからず細かすぎず造るのが良いと思います。
和室の布団などの収納には、内法高さを1/2にした棚を造るのが最適と思われます。
この部分は大昔から変わっていません。
ということは昔から我々日本人の生活スタイルに合わせ知らず知らずにみんなが
使っているもっとも優れた形といえるでしょう。
押し入れの棚 昔からある形もそうですが、技術もそうです。昔の知識が分かっていなければ
現在の知識との融合は生まれません。
いいものは生かし、改善すべきものは直していかなくては現在の住まい造りは
できないでしょう。

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