差し鴨居 加工中

差し鴨居はまず鴨居を先に作ります。
芯を出し、高さの基準墨を出し、カッターで溝をつき、ホゾを作ります。
その際、鴨居は2.73mから3.64mを一本で飛ばす訳ですから
当然下へたれてきます。
木はいくら太い物を使っても、木自体の重さもありますから下がってくるのは
仕方のない事と思われます。
しかし、明らかに下がっては良くありませんね。
そこで弊社ではひと工夫しています。でも秘密です。
差し鴨居 加工中 差し鴨居は、差す柱は鴨居より太くなければいけないと思っている方は素人です。
私たちは鴨居が柱より太くても、鴨居がねじれないようにホゾ状に加工しながら
差しています。
ただ差しただけでは見た目だけで後で最悪な事になってきます。
家は、出来たときより何年か後の様子が大事です。
見た目だけのお化粧した家はどこの工務店でも出来ます。
工務店選びの重要な事は、今の新しい建物だけでなく、10年前、20年前の
お客様の家を紹介出来る会社を見つける事。
他にもいろいろあるとは思いますが、私たちは何十年も後の事まで考えていると
言う事です。

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