地震に強い建物を作る

地震に強い建物をつくるには、どうするのか?
地盤は大事ですが、今日は構造体で考えます。
耐力壁をつくるために耐震パネルを貼る工法が主流となりました。
筋かいで昔ながらの工法も必要ですが、洋風の建て物は外壁で柱を隠しますからパネルで四方を釘打ちして建て物を固める事が家を丈夫にする近道と考えます。
今回のひたちなか市の現場では、外壁が「タイル」貼りで仕上げる事になっています。
よって、下地も色々考えられました。
タイルによって下地は変わります。
今では貼りつけるタイプ以外に引っかけるタイプの乾式工法のタイルもあるので一概にどのやり方が一番かとは言えません。
今回は予算もあり、又色合いも考慮し、1枚1枚、接着貼りのタイルを使います。
よって下地はモルタルとなります。
昔的考えでいけばざら板(10㎝程度の板)を柱に打ち付け、左官屋さんが網を貼り、モルタルで下地を作るやり方でやったはずです。
しかし、今では「地震に強い」を売りとした材料も出ていますので建て物をより強く作るためにそのような製品を活用して今まで以上に地震に強い建物を提供できればと私は考えます。
この壁材は「ラスカット 」と言ってモルタル下地代を大幅に軽減しさらに建て物も丈夫にしてしまう優れモノです。
現代の建物にピッタリな補強材ではないでしょうか?
機会があれば是非、お使いください。ただし、使い方を間違えるとひび割れの原因にもなりかねませんので気をつけてください。

o0400030012484907349[1].jpg 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加