木で作られた家が持つ温かみとは

木で作られた家に住むということは、
日本人が再び注目し直している伝統文化の一つです。

日本人は古来より、木と共に生きてきた、
と言っても過言ではないでしょう。

豊かな山林に恵まれた土地で暮らし、
そこから得られる木材の家に住み、
樹齢を重ねた古木を神と畏れ、
生活の多くの場面を木と共有してきました。

誰に習うこともなく、自然と共に生きているという感覚を知っているのです。

現在、こうした伝統が見直され、
国産の杉・ヒノキ・松などを建材とした、
木の美しさを生かした住まいの良さを感じる方が増えてきています。

見た目だけでなく、これらの木材を使用した家に入ると
木の香りが感じられ、それはリラックス効果をもたらします。

また、金属やコンクリートなどに比べ、
触れた時の冷たさも少ないですね。

国産の木材を使うのは、
適切な森林の管理につながるという面もあります。

人の手で木を植え、伐採することで、
バランスの良い森林環境を保ち、
それが土壌を安定させ、土砂災害の予防にもなるわけです。


このように、木材というのは
様々な面で日本人に寄り添うようなところがあります。

木で作られた家が持つ温かみとは、
そうしたところから来ているのかもしれません。

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