城屋根工法の芽負とは

城屋根工法では屋根の土台に芽材を使います。

屋根の下地の垂木の上にのせる横木で、
一番下に置かれる大きな木材が芽負です。

この上に化粧材を載せていき軒先を支えます。

芽負は大きさが120×105にもなるので固定するのが大変なのですが、
レッカーという道具を開発して取り付けています。

これは建て方で使うレッカー車ではないのですが、
垂木の先端をはさみ込み芽負と固定することのできる道具です。
なぜレッカーと呼ぶのかは正直わかりません。
昔からの現場用語ですので・・・。

長い部分の端を押さえつけて、テコの原理で軒先の垂木と芽負を固定します。

このレッカーできつく固定した状態で釘を打ち込みます。
最近では、釘に優秀な「ダンドリビス」を使っています。
ダンドリビスは曲げに強いのが特徴で、
一般的な力では折れない、強度の高い最高級のビスです。

木材との摩擦を低減する形をしていて、
堅い木材にもスムーズに打ち込むことができます。
レッカーとダンドリビスを使うことで作業効率が上がり、
1人でも作業が行えるようになりました。

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