城屋根工法の化粧垂木とは


垂木は屋根を支える重要な部材のひとつです。

垂木は屋根材の下地材を受ける部材でもありますが、
通常の屋根工法の場合いは完成時には見えなくなってしまいます。

化粧垂木は完成した時にも見えるようにした垂木のことですが、
決して装飾的な材料ではない役割をもっています。

化粧だけを重要視するならば止め方にも気を使うこともなく、
形だけで行うこともできますが、
城屋根工法では装飾品のような無駄なものは作らない方針で建物に臨んでいます。

城屋根工法での建物は屋根からの荷重を下地材である野地板に受け、
それを野垂木に伝え、そして化粧の軒先端部分から化粧垂木に伝わる
という流れを作っています。

化粧垂木の先では上から荷重がかかり、
逆に軒桁から天井裏の場合には逆の力によって跳ね上がりの力に変わります。

この力の流れを上手に利用しているのが城屋根工法の化粧垂木です。

化粧垂木を緊結する釘も5寸釘(15センチ)を用いており、
垂木受に関しては120x45の材料を用いており、
上部においては勾配のカットを施し、丁寧な施工を行っています。

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