上棟ってご存知ですか?


上棟とは棟をあげるという意味で、新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成したあとに、一番上に棟木を取り付けて補強する事を指します。
その際に行うのが上棟式です。

軽量鉄骨などの住宅では、上棟式は鉄骨工事が終了した頃に行います。
上棟式は、元々は建物の神様に対して棟が上がったことに感謝し、これから家が無事に完成することを願う儀式でした、
しかし、現在では施主が現場監督や棟梁・職人さんをもてなすお祝いの場となっています。

施主にとっては、職人さんたちとの顔合わせでの場であることはもちろんですが、完成した後では見られない基礎工事の部分や骨組などの現場を見て確認することができる重要な場でもあります。

最近では簡略化され行われないところもありますが、家を建てるプロセスで職人さんたちにもいい仕事をお願いできる場ですので、大事にしたいですね。
完成する前の家を見るという思い出の一場面にもなるでしょう。

上棟式では、施主があいさつし、簡単な宴をもうけ、棟梁や職人さんたちにご祝儀やお土産をお渡しするのが流れです。
昔からある儀式、大事にしたいものです。

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