家の外観を決める要素


家の外観を決める要素は、家の形・バランス・素材の3つです。

まず家の形は、あまり出入り口が多いと外観上よろしくないことが多いので注意しましょう。
外観上の問題だけでなく、外気に接する部分が増えることで断熱性能が落ち、結果断熱性能を上げる為に価格も高くついてしまいます。

1階と2階のバランスも大切です。
総2階の建物は、見た目が悪いばかりでなく、構造的にも弱い造りです。
2階部分を1階の下屋で両側から支えるような構造の方が地震に強く、見た目もきれいに見えます。

素材も外観に影響します。
屋根や壁を安っぽい材料にすると、どんなに形のよい家でもきれいには見えません。
できれば屋根には瓦を使い、壁は塗り壁にしたほうが、重厚感のある堂々とした家が造れます。
日本の家の外観を決める最も大切な要素は屋根です。
緩やかな屋根勾配と、長く出た庇がつくるシルエットは、外国にはない日本の家が持つ独特の景観です。

入母屋や寄棟などの屋根のバリエーション、破風の美しさと軒の化粧隅木や化粧垂木のハーモニーは、世界に誇る日本家屋の特徴です。

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