建築に欠かせない銘木とは?


銘木というと、あなたはどのようなものを想像しますか。
銘木というのは、

・サクラツツジのような形状が極めて稀なもの
・木曽ヒノキのような材質がとくに優れたもの
・イチイのような類まれな高齢材
・天然カラマツのような入手がかなり困難な天然木
・ビャクダンのような珍しい樹種
・神社などの由緒ある木
・その他極めて高価な木
・鑑賞価値の極めて高いもの
・形状が非常に大きいもの
と定義されています。

このような銘木は、昔からの伐採の影響によって資源の枯渇が深刻な問題になっていています。
供給量が減少し、ますます希少で高級なものになっているのです。

しかし日本家屋の床の間や床柱・数寄屋風建築の材料として、銘木は欠かすことができません。
樹齢100年の木を用いた家は、100年保つとも言われます。

光沢と張りのある床柱・和風座敷を縁取る床框や床板など、銘木を使った室内は、住む人の心に安らぎと落ち着きをもたらしてくれます。

それは古来日本人が自然と共に歩み、日本の風土にあった木の家で暮らしてきたことを思い出させてくれます。
このような家を作り続けていくためにも、銘木の保護は重要な問題になっています。

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