トイレのリフォームをお考えなら、老後も使い勝手が良く安全な空間にすることを念頭に入れて計画を立てましょう。
まずはドアの見直しから。
内開きドアのトイレでは、万が一トイレの中で人が倒れてしまうとドアを開けることができません。
トイレは、脳卒中や心筋梗塞などの危険な発作が起こりやすい場所と言われています。
外開きのドアか引き戸に変更することをおすすめします。
将来の為にバリアフリーにしておくとなお良いでしょう。
足腰が弱くなった時に便利な手すりですが、スムーズで無理のない動作ができるように取り付け位置を考えましょう。
手すりが便器に近すぎると、立ち上がる時に余計な力がかかり肩に負担がかかってしまいます。
立ち上がった姿勢で身体の前方に手すりが位置するように取り付けると、力学的にも楽に立つことができます。
手すりを掴む動作を邪魔しないように、ペーパーホルダーの設置位置にも気を配りましょう。
毎日清潔に使うためにも掃除のしやすさは大事な点です。
汚れが付きにくく、掃除がしやすい便器も販売されています。
室内が狭いと掃除がしにくくなるので、便器の大きさや収納の設置には注意が必要です。
