気がつきにくい段差とは

高齢社会を迎え、バリアフリー住宅の重要性がより説かれるようになりました。
段差の少ない間取りや、手すりの補助などがオーソドックスなイメージとしてあるでしょう。
中でも、毎日使う上に、使い勝手が悪いと生活に大きな影響を与える場所が、キッチンです。

高齢者の中には、足腰が悪く、車いすを使う方もいるでしょう。
できるだけそういった方には、家事をサポートしてくれる人が付いているといいのですが、高齢者夫婦だけで暮らす家庭も多くなり、そう簡単にはいかないことも考えられます。

したがって、車いすであっても使いやすいキッチンが求められるのです。

では具体的にどのような特徴を備えていればよいのでしょうか。
まず、車いす自体が入る幅がある必要があります。
しかし、前後左右に調理道具や食材があるキッチンでは、回転するだけのスペースも当然必要となります。

また、高さも重要です。
座ったまま作業しなければならず、その高さに合わせてあげなければいけません。

従来のキッチンは基本的に、立ち仕事がしやすい幅と高さに設定されていますから、この点を改善する必要がありそうです。

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