おうち部屋と部屋をつなぐ導線として、重要な空間になっています。
廊下の照明は安全のためだけでなく、雰囲気の異なる照明空間からの出入りに違和感を与えないための緩和的な照明が求められます。
一般的な廊下の照明は、ダウンライトが付けられます。
なぜなら、通路幅が狭いほど壁から出っ張ってくる器具をつけるのは邪魔になりやすいからです。
もし通路幅に余裕があれば壁に直につくブラケットも勧められます。
しかし、それでも頭がぶつかりそうな位置は避けて器具を取り付けることが必要です。
ブラケット器具のデザインは、デコラティブなものから機能優先のシンプルなデザイン器具など多品種にわたるのですが、一般の家では明るさをとることが優先されるので機能性を重視されます。
ですが、あまりにも明るくしすぎてはいけません。
夜起きて活動しているときは明るいほうがいいのですが、廊下の照明は深夜トイレなどに行く時にも利用されます。
この場合に、照明が明るすぎで目が覚めてしまってはいけません。
したがって足元が安全で、歩行を邪魔するものがわかる程度にほの暗くすることが良いでしょう。
特に高齢者の住む家では、深夜は通常の廊下照明を消して、常夜灯として壁埋め込みの足元灯だけをつけることをお勧めします。