大工道具について 鉋


こんにちは、山口敦央です。今日は鉋(かんな)のお話です。

 

鉋も数多くの種類があります。

今日は仕上げ鉋、荒しこ鉋、面取り鉋、台直し鉋について。

 

荒しこ鉋は、材料に1番初めに掛ける鉋です。仕上げ鉋を掛けるための下地作りをする鉋ってイメージです。

地域によっては、荒しこを万能鉋と言って仕上げ以外の、あらゆる場面で使ったりもするそうです。

 

仕上げ鉋は、その名の通り仕上げの時に使う鉋です。仕上げとは木材の表面を滑らかに削りあげることです。

 

面取り鉋は、角材などの角を削り取り角を丸くする時に使用する鉋です。

 

台直し鉋は、鉋台を調整する時の鉋です。

 

綺麗に仕上げるには鑿と同様、刃が切れなくてはいい仕事出来ません。

鉋刃の砥ぎは鑿と比べると比較的やりやすいんですが、鉋は刃だけでは無く鉋台の調整も大切です。

 

鉋台の下端が凸凹だったら、いくらピカピカに砥いだ刃でも切れません。

台下端にさしがねを当て、台とさしがねが密着するかを見ます。もし隙間が空いていたら台直し鉋で下端を平らに直しましょう。

 

鉋の保管方法ですが、直射日光に当たると台が狂ってしまいますので日光の当たらない所で保管してください。

 

最後に、鉋刃が適切にセットされているかのチェック方法は、

 

①鉋を引いた時重くないか?

②鉋刃の幅と鉋クズの幅が一緒か?

③鉋クズが縮れてないか?

鉋掛けする時、確認してみてください。

 

 

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