鑿研ぎについて


刃物は切れないと良い仕事は出来ない。先日のブログで書きました。
刃物が切れる状態にしとくには研ぐという事が非常に大切になってきます。
そこで、今日は研ぎについて。こんにちは山口敦央です。
 
今回は鑿の研ぎ方をお教えしたいと思います。
右手で柄を持ち、左手で刃部分を押さえます。刃表をしっかりと砥石に合わせないと丸刃になってしまいます。
砥石面にぴったり合わせたまま研いで行ってください。

この時、手首を安定させないとこちらも丸刃になる原因になります。
刃表を砥石面に合わせて、手首を固定する!これがポイントになります。
マスターすれば砥ぐのが楽しくなりますよ。

最初は中々慣れないと思いますが根気よくトライしてみてください。必ず出来るようになります。ただ、出来るようになっても気を抜かないでください!気を抜くと丸刃になってしまいますよ…
研ぎ進めていくと、刃先にザラザラした感触のものが出ます。これは刃返りといって刃返りが出ればいったん終了です。
 
続いて仕上げに入ります。仕上げには仕上げ砥石を使います。前段階で使う砥石は中砥砥石を使います。

仕上げも砥ぎ方は一緒です。砥石ぴったり合わせ手首固定。
刃表を研ぎ進め鏡のように光ったら、鑿を裏返し研ぎます。刃返りが取れたら鑿研ぎ終了です。

私は自分の産毛を剃って切れ味チェックしてました…職人さんに教えてもらった方法です。
皆さんもケガしないように切れ味チェックしてみてください。それでは。

 

 

 

 

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