土台について


構造上とても大事な土台。
土台がしっかりしていないと家は倒壊してしまいます。こんにちは、山口敦央です。

土台は、建物の一番下、最下部に配置される部材です。上部構造の荷重を支え、基礎に伝える役割をしています。建物の耐久性を維持するうえで、土台は重要な部材なのです。
水平外力によって、建物がズレるのを防ぐために、アンカーボルトという金物で土台と基礎を緊結します。

土台は地面に最も近い事から、他の部材より腐りやすく、シロアリの被害にも遭いやすいので、防腐、防蟻処理をします。

また、基礎からの湿気が土台に上がってこないように、土台と基礎の間に基礎パッキンを敷いて対応します。

土台に使われる木は、ヒノキ、ケヤキ、ヒバ、米ヒバなどが一般的だと思われます。
土台の寸法は柱と同じか105mm×105mm以上とされています。
弊社ですと4寸角の柱を使っていますので土台寸法120mmとなります。

続いて、土台に使われる継手を紹介したいと思います。


弊社が、主に使っているのは腰掛あり継と腰掛かま継です。
写真左、矢印のように飛び出てるのが腰掛かま継です。(オス)
右側が腰掛あり継です(オス)
他にも、「追かけ大栓継ぎ」や「金輪継ぎ」などがあります。
継手については、また機会を改めてじっくり紹介していきたいと思います。

それでは。


  

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