縁側


昨日、濡れ縁を語ったので今日は「縁側」について。
こんにちは、山口敦央です。

縁側はみなさんご存知ですよね?最近はめったに見ることが無くなった縁側。
縁側に座りながらスイカを食べたり、おじいちゃんが将棋を打ったり、花火や、お月見したりするシーンを、よくテレビで見かけますよね。

縁側の魅力もやはり濡れ縁と同じで、コミュニケーションの場として機能していることだと思います。じゃあ、濡れ縁と縁側の違いは何かというと外にあるか内にあるかです。
外部に作られていた濡れ縁が面積を広げ、室内にも取り込まれていき、その室内部分を縁側と呼ぶようになったそうです。縁側はもともとは濡れ縁だったんですね。

そして、縁側のもう一つの魅力は、縁側がある事によって夏は日光が直接、部屋に入るのを防ぎ、冬は、日差しを取り込み温める!です。これは、夏は太陽が高く、冬は低くなることを利用した素晴らしいアイデイアだと思いました。自然の力をうまく利用していた先人の知恵に脱帽です。

最後に、縁側はあいまいな空間として位置づけられています。あいまいな空間とはどういう事かと言うと、部屋と外部を繋ぐ中間地点。内でも外でもない、あいまいな空間…縁側。もう一度見直されてもいいと思います。それでは。

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