城屋根の家 茅負



みなさん、こんばんは。
今日は城屋根シリーズ第三弾「茅負」について。


画面中央に写っているのが茅負です。
ご覧の通り垂木の上に乗せる横桟のことを茅負と言います。
軒先を構成する大事な部材。ここからどんどん豪華になっていき城屋根になります。

城屋根工法では、まず120×105の材料を一段目に使います。
これだけ大きい材料を留めるのは大変です。

以前は、「レッカー」という弊社が考えたオリジナルの道具を使い、茅負を固定してそこに5寸釘を打ち、留めていたそうです。
私はまだ、その頃いませんでしたので「レッカー」は使ったことがありませんが、オリジナルの道具を開発するほど城屋根にこだわっていた事に脱帽したことを覚えています。

しかし、今はレッカーは使わずビスで留めています。よく目にするコーススレットビスと
は違いますよ。「ダンドリビス」というビスを使います。色は金色で曲げてもひねっても折れない大変強いビスです。
効きも良くビスとしての役割も素晴らしいです。城屋根工法には持って来いのビスです。

話を茅負に戻しまして、画像の茅負に継手がありますよね?足した画像がこちら

継手が逆なのは以前弊社が手掛けた城屋根の画像なのでご容赦ください。
横に広げたら次は上です。茅負の上に二段、三段と積んでいきます。が、続きはまた明日。

それでは。


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