茅負と釘打ち


みなさん、こんにちは。
昨日に引き続き茅負のお話です。

一段目の茅負が終わりましたら、次は二段目に入ります。
画像は釘打ちした後の茅負です。スケールで釘の間隔が分かると思います。

弊社は約20㎝の間隔で釘を打っていきます。絶対20㎝でなければならないという訳ではないんですが、釘の間隔は狭ければ狭いほど良いので弊社は釘の間隔を20㎝にしています。

そして、茅負の釘打ちで肝になるのがこの釘の角度!さすが職人!!さすがベテラン!!体に染みついているのでしょう、感覚で釘をベストな角度に合わせています!
それがよく分かる画像なんじゃないかと思います。

釘は斜め過ぎても効きませんし、まっすぐ過ぎたら釘がぶち抜けて外から釘が丸見えにななってしまいます。

もし、仮に釘が出てしまったら弊社の経営理念「人に自慢したくなる外観演出」を果たせなくなってしまいます。

そうならない為には細心の注意と、職人の技と感覚が必要です。城屋根は誰でも簡単に造れるものではありません。何気なくやっているように見える釘打ち。しかしその釘打ち一つ取っても何年もの修行を積み、仕込まれた職人でなければ城屋根は造れないのです。

城屋根は私たちにしか造れないという誇りを持っています!

それでは続きはまた明日。




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