城屋根の家 軒天


みなさん、こんにちは。今日は軒天のお話。
軒天てどこのこと?そんな方のために画像を用意しました。


これが軒天です。軒裏の天井ってことでございます。

一般住宅などの軒天は垂木にケイカル板を張ってペンキで仕上げる方法が多いかと思います。軒天見上げれば白。ケイカル板が白なので圧倒的に軒裏は白が多いです。
今度みなさんも、怪しまれない程度に見てみてください。

さて、城屋根の家の軒天はというと、こちらになります。



一般住宅ではケイカル板で垂木を隠していましたが、城屋根は見せます。その方が豪華でかっこいいからです!
垂木が見える部分を化粧垂木と以前ブログで紹介しました。覚えているでしょうか?
忘れた方はぜひもう一度読んでみてください。こちらから飛べます

城屋根の軒天はケイカル板ではなく杉板を張ります。
普段はあまり見られるところではありませんが、そういった所にも気を使い他の家とは一味違う雰囲気の家になるんだと私は思っています。
軒天の釘打ちの様子を撮った画像です。

最近は、釘打ち機など便利な機械があり、板の平部は機械で打ちますが画像の軒天の隅部分は機械で打つと板が割れる可能性があるので下穴を開け釘〆を使い、手で打ちます。
下穴を開けるひと手間がとても重要になるんですよ。
全ての釘打ちが終わりましたら、下に降りて釘が出ていないかぐるっと回って確認します。

城屋根は手間がかかります。手間がかかるからこそ価値があると私は思っています。
それでは。






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