山中塗りと杉板


みなさん、こんにちは。
休憩中テレビを見ていたら、石川県加賀市の山中塗りの特集をしていました。
漆塗りで仕上げられたおわんは木目が美しく艶があり高級感がありました。
値段も三千円と少々値が張りますが山中塗りの漆器があれば間違いなくワンランク上の食卓になると思いますし、気持ちが満たされること間違いないんじゃないでしょうか。

さらに驚いたのは、人間国宝(名前忘れました…)が作るお茶菓子を入れる器なんと百万円!!非売品らしいのですが、もし値段を付けるなら百万円らしいです。
でも欲しい方にとっては安いもんなんでしょうね。いや、そもそも安い高いの価値観で考えてないかもしれませんね。値段は関係なく欲しい物は欲しい、あれじゃなければ納得できないといった価値観で選ぶ方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

山中塗りに使われる木は樫やケヤキを使っているようで、木を使っているのだから山中塗りの漆器も年月と共に多少の狂いが生じてくるんじゃないか?と疑問に思い、職人さんに言ったら「いや、そりゃ材料をちゃんと見極めて作ってんだろ」と一蹴されました。
そりゃそうですよね。

さて、今日はバリアフリーにリフォーム中の現場へ行ってきました。
トイレが完成しました。

施主様がこだわりを持っていた腰板には地場産の浮造りの杉板を使用しました。
この杉板、木材の展示会で社長が購入してきたんですが、赤身が無い珍しい物なんです。赤身だけの杉板などはありますが白身だけの杉板はなかなか無く、値が張るそうです。まだ若干在庫があるようなので興味のある方はぜひ。
ちなみに赤身と白身が両方ある杉板は源平と言います。
画像を見て頂くと分かると思いますが白身だけの杉板を使用したのでとても雰囲気が明るくなり、施主様のこだわりに応えられた出来になったと思います。






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