棟梁の由来


みなさん、こんばんは。
今日は、日立市で物置の建前でした。
物置ということもあり、レッカーを使わず人力で桁、梁、束、母屋全て上げ木組みしました(笑)





特に梁を上げるのは苦労しました。「まぁ重いは重いだろうけど何とかなるでしょう」なんて軽く考えてたのが間違いでした…5人がかりで上げましたよ…肩が千切れるかと思いました(笑)

しかし、この梁の木組みが私たちの団結力、結束力をより一層強くしました。威勢のいい掛け声に呼吸を合わせ梁の木組み完了です。

木組みが終わった私たちは、曇天を吹き飛ばすほどの弾ける笑顔と充実感でいっぱいでした(笑)
梁の木組みが間違いなく今日のハイライトシーンです(笑)

昔の職人さんを私は尊敬します。レッカーが無く人力で上げるのが当たり前だったんですから…頭が下がります。

今日の経験で少しは昔の職人さんに近づけたかな。なんて思いながら建前をしていました(笑)

さて、今日はハイライトシーンになった(笑)
「梁」についてのお話。

上の画像中央に写っているのが「梁」です。
「梁」は横袈材と呼ばれ、役割として床や屋根の荷重を柱に伝える役割を担っています。
今回の物置は屋根の荷重になります。
また、水平方向の力に対しても「梁」は重要な役割を担います。

「梁」の重要さを物語るこんな話があります。
棟と梁は建物を支える重要な部材であることから、集団を統率する中心的人物を「棟梁」と呼ぶようになった…

一つの言葉が生まれるほど「梁」は重要だと認識され、「梁」が無くては家は建たない、すなわち、まとまらない。そこから「棟梁」という言葉が生まれたんですね。

みなさん、参考になりましたでしょうか(笑)
それでは、今日はこのへんで失礼します。






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