鴨居と差し鴨居の違い


みなさん、こんにちは。
2020年オリンピック開催地が東京に決まりました。
開催地が決まったら次はレスリングか野球、ソフト、スカッシュ、どの競技が残るのか注目を集めました。
結果はレスリングが残りました。レスリングは日本の得意とする競技なのでメダルに期待ですね(笑)個人的には野球も見たかったんですがWBCで我慢します(笑)

さて、今日は「鴨居」のお話。





先日、お話しました敷居と役割は、ほぼ一緒です。

溝が掘ってあり、そこに襖や障子をはめ込みます。
「敷居」は開口部の下部、「鴨居」は上部に取り付けます。

画像の「鴨居」は「差し鴨居」と呼ばれる鴨居の一種です。
「鴨居」と「差し鴨居」は同じ鴨居でも少し違います。
何が違うのかと言うと、材料の太さが違います。
画像の「差し鴨居」は高さ1尺、幅4寸5分となっています。

これだけ、太ければ開口部を構成する一部材としてではなく、構造体としても「差し鴨居」は機能します。ここが、「鴨居」と「差し鴨居」の違いです。

「差し鴨居」が構造体として機能するため柱の本数を減らすことができます。
そのため、開放的な開口部を設けることができるんですね。

「差し鴨居」は主に「大黒柱」とペアになります。
「差し鴨居」と「大黒柱」の構図はとても迫力があり家に重厚感、安心感を与えます。
一度見れば必ず圧倒されますよ(笑)

これから家を建てようと思っている方、ぜひ「差し鴨居」を取り入れた住宅を考えてみてはいかがでしょう?

それでは、今日はこのへんで失礼します。




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