障子と日本人


みなさん、こんばんは。
社長が、昨日のブログを見たらしく事務所に入るとこんな物が!





甘いコーヒーとティラミスです!しかもオニ盛りです(笑)
買うのが、少し恥ずかしかったそうです(笑)
しかし、甘党の私のツボを突いた素敵なチョイス!!
さっそく、頂きます!ん~疲れが吹き飛びます。疲れたときは甘い物ですね(笑)
脳がリフレッシュしたところで、今日は「障子」についてのお話。





解体現場で撮った画像なので、一部破損していますがご容赦ください。
「障子」の「障」には遮る、隔てるの意味があり、「子」には物という意味があります。
遮る物、隔てる物というのが「障子」の意味だそうです。
ちなみに、平安時代は「障子」と言えば襖を指したそうです。


「障子」の役割としては視線を遮る、風を遮る、断熱効果、採光が挙げられます。
意外かもしれませんが、「障子」には断熱効果もあります。


また、「障子」は遮る物と言いながらも、光を取り入れる機能もあります。
矛盾ほこたてですね(笑)


なぜ、こんな矛盾が生じた「障子」が長い間日本人に愛されてきたのか?
それには、こんな理由があります。


日本人は外部空間との境界を完全に遮断するのではなく、境界を曖昧にし室内に外部空間を巧みに取り入れてきました。(縁側もその役割があります)

「障子」は、視線を遮りながらも光を柔らかな光へと変えて室内へ取り入れ、さらに「障子」に写る木々のシルエット。光と影が織りなすまるで一枚の絵画が「障子」に映し出されます。感受性豊で四季を敏感に感じ取る日本人の気質に持って来いの建具なのです。

こう考えると「障子」は矛盾したものではなく、一石二鳥のとても素晴らしい物なのです。
それでは、今日はこのへんで失礼します。



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