台風、地震に貫工法


みなさん、こんばんは。
台風の被害はありませんでしたか?
私の住む矢祭町は、特に被害も無く大丈夫でした。

被害がなく良かったんですが…せっかくの休日が…
ここは、頭を切り替えまして、部屋の大掃除をしました。
読み終わった本などの整理をして、綺麗になった部屋でまた本を読む。
最高です。幸せです。インドアもたまにはいいもんです(笑)


さて、今日は「貫工法」についてのお話。





水平方向に流れているのが「貫」です。
柱と柱の間を水平に貫く部材を「貫」と言います。
「貫工法」は日本の伝統的な軸組み工法です。

地震や台風などの水平力に対し柱などが倒れないように、すべての柱に貫を通し、がっちりスクラムを組んで建物の倒壊を防ぎます。

同じく、筋交いも水平力に対抗する工法ですが「貫工法」と違いがあります。
どのような違いかと言うと、筋交いは建物自体の強度を上げて水平力に対抗します。

一方「貫工法」は柱とがっちり繋がってはいますが、揺れに逆らわず、力を吸収し揺れを受け流すことで、建物の倒壊を防ぎます。
力に対して力で対抗するのではなく、受け流す。まさに「柔よく剛を制す」ですね。

ちなみに、ことわざ「清水の舞台から飛び降りる」でお馴染みの、京都の清水寺の清水の舞台を支えている柱も「貫工法」で組まれています。

それでは、今日はこのへんで失礼します。



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