蘇る古材 違い棚

みなさん、こんばんは。


今日は暖かいですね。間違いなく春が訪れたのではないでしょうか。
関東地方では桜が開花したようです。今月末には満開らしいですよ。
お花見が楽しみですね(笑)


さて、こちらの画像は昨日の一コマ。

何だか分かるでしょうか?
床脇にある違い棚の画像です。


床脇って何?違い棚って何?とお思いの方いらっしゃいますよね?
そんな方の為に画像をご用意いたしました(笑)

床柱を中心に左側にあるのが床脇です。
そして、床脇中央に位置するのが違い棚です。
棚と棚を繋いでいる短い柱を海老束と言います。


上段の棚の端にある湾曲した部分は筆返しと言います。
ちなみに最上段にあるのが天袋。下にあるのが地袋と言います。
各名称が分かった所で、改めてこちらの画像をご覧ください。

旧家で使っていた違い棚を新築の家に再利用したいとの
要望でこの違い棚をこれから磨く所なんです。


そして、磨いた姿がこちら。

違いが一目瞭然。
木肌の美しさが蘇りました。


古くなったら捨てるのではなく、
ほんの少し手を加えるだけで木は蘇ります。


今は使い捨ての時代。でも、捨てる前にもう一度、
違う形で利用はできないか、直せないかを考えてみるというのも
大切ではないでしょうか。


それでは、今日はこのへんで失礼します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加