室内に生コン

木造住宅の室内に生コン?
私は聞いたことがありませんでした。
山名先生の住宅は1階の床は土間(フローリングも少しあります)
2階・3階はコンクリートで仕上げという造りです。
これは構造上すごくいい方法です。今川先生のお墨付きです。
引っ張りに強い木造構造体と圧縮に強いコンクリートの絶妙な融合。
説明を聞いただけで納得です。
しかし、施工する方は口で言うより大変です。
コンクリートは水分がありますし、水分は下へ下へ行きます。
下手をすると構造体が汚れてしまいます。
ビニールシートでの養生には細心の注意をはらい施工しました。
室内への生コン打ち①
構造用合板の上にコーチスクリューボルトを15cm間隔にゾックリ打ちこみ
そこにワイヤーメッシュを敷きこみ結束。いざ生コン打ちこみです。
室内への生コン打ち②
山名先生立会いの中、打ち込み開始です。
初日は2階部分を打ち、2週間おいて3階を打設です。
サポートをしっかりとり、ひずみによる割れをおこさないように万全の態勢で
臨みました。
打設後は何回も何回も左官屋さんが金小コテでおさえ、ピカピカに仕上げました。
室内への生コン打ち 完了
とりあえず無事終わりホッとしています。
先生の住宅造りの難所はこんなものではすみません。
これから先が大変な部分だと私は思っています。

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