土台の交換

以前紹介した　浴室を見てきた現場の修繕工事を今日から行いました。
今回16mmサイディングを貼るので　外部に貼ってあった角波トタンをはがし、間柱の
状態にしました。
それから現われてきた土台の交換です。
とりあえず、脱衣室の床と浴室は解体です。
いろいろなお客様はいますが今回は脱衣室は床のみ交換です。(通常は壁・床解体が基本)
ご覧のようにジャッキを用いて桁を若干持ち上げ荷重のかからないようにしてから
柱の根ホゾを鋸で切り、悪くなった部分の土台(今回は約3m位)を切り離しました。
ホゾはつけないの?
なんて思う方もいるでしょう。
　
はっきり言って　ホゾや継ぎ手をつけて交換は無理です。
ホゾなしで切って建てこみ、釘・金物で補強です。誰がやっても同じです。
家を持ち上げればすべてを交換できますが　かなりの予算を必要としますので
ほとんどの方は上記方法をとっています。
で、脱衣室と浴室の境の土台がこちら↓↓↓

栗の土台です。ゴホゴホで四角い形がありません。
すでに白アリはいません。でもこの家の中にはいないと思われます。
私はこの家の床下にもぐり見てきましたが、他に食べられている土台はありませんでした。
やはり　浴室のあたたかい熱気と湿気が好きなのかもしれません。
どんなにきれいな浴室も見えない部分はこんな状態も考えられますので
異常を感じたらすぐ見てみた方がいいですよ。
見えない部分が悪くなっていくのは人間と同じではないでしょうか?
おかしくなったら病院へ行くのと同じで、家も専門のお医者さんである大工に
見てもらう。　　　
ほーって置くのは一番危険です。