大桁の加工大詰め

大桁の加工が大詰めです。
穴掘りや継手の加工が終わり残すは仕上げのみです。
仕上げとは大工用語かも知れませんが「かんなかけ」です。
この状態になればあと1日です。(一人や2人では無理)
大桁の出墨部分は普通の継手と違い組み手と呼ばれる継手で行っていますので
誰でも出来るものではありません。
大工でも見た事もない人もたくさんいるはずです。
大桁加工大詰め このような複雑な加工をしたものを組み立てるのが数寄屋造り・化粧造り醍醐味です。
写真は上木(上からはめ込む部分)です。もちろん下木もあります。
建てる時も順番があり下木をはじめに建て込み、そのあと上木を建て込みます。
順番違いは入りません。順番通り回って組めるように墨つけの段階で決定しています。
最近は朝晩が非常に冷えてきまして、外での仕事は非常につらい時期になりましたが
職人一同がんばって加工しています。

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