昨年、蔵造り別荘を建てたお宅の外水道の上に屋根を造ってほしいと依頼があり
屋根のきざみをしました。
一般的に屋根のみですと簡単にビニールの波板で済ませるのが一番安くて雨をしのげる
方法ですが、格好を付けるにはどうしたらよいか?・・・と考えた末、あずまや風に決定しました。
あずまやは正方形の平面に、屋根を寄棟で中心に持ってきます。
すると棟が中心の一点に集まるほうぎょう屋根という形になります。
一応、木がそのまま表れますので化粧造りになります。
柱のきざみ方もホゾを長くして隅木まで一本で突き抜けます。
もちろん手きざみでなくてはできませんよ！
桁も特殊に造ってみました(弊社職人の判断で造りました)。
明日、晴れれば建ててきます。
