建て方　１日目

今日から須賀川市に数寄屋造り(化粧造り)住宅の建て方を開始しました。
日頃の行いの良さからか天候にも恵まれ仕事をしてきました。
数寄屋造り・化粧造りには欠かすことのできない大黒柱や差し鴨居を最初に建て込みます。
しかし今回の建物は材料が特大サイズの為、いつもよりかなりの時間を要しました。
材料をレッカーで吊る時も重さで材料へのバンドのめり込みを防ぐ為、毛布をあてがいながらの
作業でした。
化粧造りの場合、一般的には考えられない配慮が必要となってきます。
ケヤキ大黒柱にはケヤキの特大差し鴨居を差し、コミセンを使用し引き込んであります。
コミセンといってもただの棒ではありません。特殊な穴をホゾに仕込んでおき研ぎ澄まされた
セン(棒状の材料)を差しこむと引き込むように造ってあります。
昔ながらの大工の持つ技(技術)です。
このような差し鴨居を18ヶ所つくってあります。
その後、外回りの桁材を建て込み、丸太を何本か建て込むと日没となりました。
思った程、進みませんでしたが大変な部分は終わりましたので明日は目に見えて
仕事が進むと思われます。
明日も馬力を出して頑張ります。