新築祝い

2年前に新築したお客様へ新築祝いとしてプレゼントした衝立です。
クスの木の割り物を加工して作りました。
衝立は目隠し的役割のものですから材質に決まりはありません。
もちろん細かい板で格子を作ってもいいし、建具のようなものを制作して立ててもいい。
大木でなくてもいいのです。
このお宅は化粧造りで建てたお宅でしたので、私の考えの中には大木という構想がありました。
どうですか?中々の木目、そして色合いでしょう?
この木のようにいかにも自然の物、しかも枝別れしている部分などが私は特に大好きです。
普通の角の木はどこにもあるのす。やはり自然の形をそのまま生かして作りたいです。
この自然の形をいろいろな部位にしかも豪快に使ってこそ数寄屋造りではないでしょうか?
昔から数寄屋といえば細かい部材を集めて工夫しながら1つの物を作っていくと定義づけられているかもしれませんか、私の中の数寄屋造りは、豪快な田舎の農家造りに現代の自然な木を組み合わせた家、さらにバリアフリーを組み込んだ未来を見据えた家こそ、本物の数寄屋造りと考えています。
 

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