動線ってなんのこと?

家などの建物を設計する上で、動線と言う言葉が良く使われるのを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし設計段階で動線に関しての説明を聞いても、具体的な意味は知らないと言う人も少なくないのが現実です。

動線とは建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を、線であらわしたもので時間帯によっても変わってくるものです。

この動線が同じ時間帯に交差する事が多い場合は、実際に人と人が同じ場所を行き交うという事を意味し、場合によってはぶつかるという事になります。

実際にはお互いに避ける訳ですが、避ける手間とストレスは発生するので効率的とは言えませんよね。

人の動きを効率的によりスムーズにするためには同じ時間帯の動線を交差させずに短くする必要があります。

動線が短いとは無駄な動きが少なくなるため、機能性や居住性が高まることと同じことになります。

また動線にはその目的によって動きが違うためにいくつかの種類に分けて考察され、家事動線、介護・介助動線、来客時の動線などがありますよ。
これらの動線をあらかじめ考えた上で、間取りなどを考えられると良いですね。

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