登録建築家(樋口)です。
前回に引き続き、「デザイン論」です。
■家のデザインとは何か?
●“美人は3日で飽きてしまう”
視覚に訴えるデザインの良さは、いつかは慣れてしまうものです。
奇抜なデザインも、最初に見たときは、それは感動しますが、
その場所で暮らしを営み日常になってしまえばそれが
「普通」になってしまいます。
住宅の中に入った時の真夏のひんやり感や小春日和のぽかぽかの温かさ、
室内を通り抜ける風などの「心地よさ」、顔にあたる空気感。
この種の要素は飽きる対象にはなりません。
本格和風無垢板住宅、無垢板をふんだんに使用した化粧住宅中心に設計・監理・施工を一括した業務を行っている。大工でありながら一級建築士という立場から、建てる技術だけではなく生活スタイルに合った家造りの技術には定評がある。