城屋根の家 反り茅負


みなさん、こんにちは。
今日は、城屋根シリーズ第四弾「反り茅負」のお話。


いかがでしょう?この反り具合!たまりません!もはや、芸術です。かっこいい!!
茅負を一段、二段と積んでいき最終的に五段です。圧巻ですね。もう一度言っちゃいますよ。かっこいい!!!これぞ城屋根!

ここで13年前に建てた反り茅負の画像をご覧ください。


どちらも、職人の技が光ります。この城屋根は弊社代表永山一則の家なんですが13年経っても茅負と茅負の繋ぎ目、離れてませんよね?分かりますか?

弊社は、ここに絶対の自信を持っています。詳しいことは言えませんが弊社が考えた独自の方法で茅負が離れないように工夫をしています。ですので、茅負は離れたくても離れられないんです。嫌でもです。まるで夫婦のように…。

話は変わりますが、この反りの角度は全ての段で同じになるようにしています。
ひと手間、ふた手間掛けています。
これは、一度、墨付け木取りをした後に反り材を乾燥させているところです。
干すことによって木の狂いを出させて、最後のダメ押しと言いましょうか、木の狂いを出し切らす作業になります。

乾燥が終わりましたら、二度目の墨付け、刻みとなります。
この時に角度が同じになるように工夫をしています。
このように様々な工夫を凝らし、反り茅負そして城屋根は造られます。


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