材料切り出し
長い材料は出来る限りコストを抑えるため山の立ち木を買い付け長物専門の製材所で芯々900角にタルキ材を組み板材には網代天井を使用しました。
照明を埋め込みにして隠し、建具(ワーロン)で隠して天井一面を仕上げました。
網代の模様と照明部分が交じり合い独特の雰囲気です。
和風数奇屋造りには違い棚です。
筆返しを取り付け地袋と天袋の組み合わせです。
ケヤキ材で製作しました。床柱にはケヤキの変木。
床天はエンジ、床板はケヤキです。
昔からある伝統的な形ではありますが、これぞ日本の床の間ですね。
腰板にヒノキのつき板を使って仕上げました。
ヒノキの巾の広い90センチ近い一枚板はほとんどありません。
あったとしても高価なことは違いありません。
より豪華さを極めるならば杢が出ている黄色いタモやケヤキでしょう。
すっきり感を出しながら豪華に見せるためにヒノキ材で作ってみました。
床・柱・腰すべてヒノキ。白くて美しく仕上がりました。
壁も体に優しい珪藻土仕上げです。
居間は毎日目にしますし、お客様にも目がとまる大切な建具です。
幅広で入りやすく、吊り式で動きも良い。腰板は一枚板のケヤキで作りました。
誰に見せても恥ずかしくない高級な造りです。
竹(篠)を使った少し変わった建具です。
アクセントに作ってみました。
数奇屋を満喫できる絶品に仕上がったと思います。
本いぶしの一文字葺きです。
軒先がまっすぐにすっきりとした仕上がりでこの部分の施工には手間がかかります。
一枚一枚すり合わせながら並べていきます。
この部分が瓦職人の腕の見せ所です。
建坪が大きいので屋根に段差をつけてアクセントを出しました。
小さい段差でも十分なアクセントなりました。