知人の紹介で建てる事になったのですが、設計段階では知人に図面を渡し「ある程度に詰まったら行きましょう」という風に話が決まっていたので図面決定後行きました。夜だったので家の周りがよく分かりませんでしたが、昼間に行ってみてビックリ。広大な土地でした。
現場が始まり屋根工事の最中に棟梁である私の父が入院してしまい、この現場と土田様邸を同時に進めていたので、私の采配の原点はこの現場でした。
なかなか見ることのない骨組みだと思います。梁材に松丸太をそのまま使う組み方。
近くの山から木を買って切ってもらいました。(沼田邸と同じ)
構造体としては強度の非常に強い松を丸太のまま使うということはどういうことか?
通常タイコ引きした(両端を落とした)材料だと思いますが丸太です。
加工手間は慣れない職人では出来ません。検討もつかないはず。
計算上の数値以上の強度は出ていると思います。建て方時、骨組みに上っているときの揺れが明らかに一般のつくりとは違います。永山工業関連業者なら誰でも分かっています。
地盤調査し、軟弱地盤となると杭を打ち補強します。
和室天井は基本的にさお縁天井杉板貼り。もちろん本物の板です。
合板の目透かし天井やクロスで目透かしに見せる和室天井は新築住宅ではまずやりません。
一生に一度の家作りにいいものを使ってあげたいので板巾はどうあれ本物の板で貼っています。
色は一枚一枚違いますが健康的で本当の和室を実感していただけると思います。
世界に一つの社長特製ヒノキ下駄箱です。
既製品では考えられない厚さ(板厚6cm)と香り。
ヒノキの真っ赤な節もきれいです。同じ形は出来ますが同じものは出来ません。
家を建ててくれた方への贈り物です。
居間が和室の家には格天井。
さお縁天井と差をつけいろいろな人の出入りがある居間でみんなに見てもらっています。
豪快なます組みの中に一枚づつ違う模様の杉板は何年立ってもあきが来ない造りです。
どんな大きさの家でも出来ます。改造でもOK!
磨き丸太を使った神棚です。
父が創業してから行っているやり方です。
板を載せるだけではただの神棚
強度などは神棚なので関係ないが目を引かせる造りにしています。
どんどん坪数が増えていった綿引邸。
さすがに大きかったです。
近年には珍しい和室だらけの住宅でした。
この化粧住宅は基本坪50万円で施工しました。和室洋室関係なし。込み込みです。