永山工業株式会社は、昭和44年の創業で、先代が立ち上げ、現在は大工家である私、永山一則が引き継いでいます。
先代は弟子入り後、死に物狂いで修行し、20歳の若さで独立しました。その後、弊社の独自の工法であるお城のような外観の城屋根工法を開発しました。その城屋根工法は、今日の永山工業を支えている技です。
先代の口癖は、
「山育ちなので材木の性質を知り尽くしている」
「大工で家を作る技術は誰にも負けなかった」
といつも言っていました。
独立後は、普通の住宅を建てていたようですが、ある時、今で言う数寄屋造りを建て始めました。
そして数寄屋造りだけでは物足りず、屋根の軒先が反っている化粧造りを極めようと考え「技術・頭・努力・研究」を重ね、城屋根工法の化粧造りを完成させたのです。
それからは、城屋根の化粧造り専門と言わんばかり注文が相次ぎ、5年待ちでも待ってくださるお客様がいるほどでした。
そうしているうちに、ひとつの地域(部落)に3~4軒、城屋根工法の化粧造りの家があるという地域もあり、今でも長く良いお付き合いさせていただいています。
弊社は、こうした城屋根の化粧造りを全国の城屋根愛好家の期待に応えられるよう、施工体制を強化していきたいと思います。
永山工業株式会社は、技術と信頼関係を大事にし、住宅を建てた後も長いお付き合いをさせていただければと、心から願っています。