大工道具 ノコギリについて


こんにちは、今日はノコギリのお話。山口敦央です。

 

両面に刃が付いてるノコギリ、片面にしか刃が付いていないノコギリ。皆さんどちらをイメージしたでしょうか?

 

両刃ノコはその名の通り両面に刃があります。片面は刃の目が粗く、もう一面が細かい目で作られています。

 

木材を縦に引く時、つまり木の繊維に沿って切る時は目の粗い方を使って切ります。簡単に言いますと縦引きの方は木目の繊維を切り離していく刃なので縦引きがスムーズにいくんですね。

 

横引きは木の繊維に対して直角に引く時に使います。横引きは木目の繊維を切って進む刃です。

 

片面にしか刃が付いてないノコギリなんですが職人さん達も最近は、替え刃式のノコギリを使っています。ゼットソー、バクマソーなど。

 

前は鍛冶屋さんに目立てをしてもらってたらしいんですが、今は、目立てをする職人さんが減ってしまった事と、替え刃の性能が上がったことににより目立てをすることは減ってしまったらしいです。

 

もちろん、替え刃式ではないノコギリは目立てをしてもらい大切に使っています。職人さん達を見ていると道具を命より大事に扱っているのよく分かります。他人の道具は決して使いませんし使おうとすらしません。命より大事だと分かっているから。

 

道具箱は男の宝石箱。それでは。

 

 

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